皮膚から栄養吸収?
よく化粧品とかに「ビタミンC配合!」とか、最近だと「コエンザイムQ10配合」というの
をよく見かけますが、ホントに皮膚から吸収出来るのでしょうか?
前に見た新聞に「皮膚には栄養を吸収するような機能はありません」
「皮膚からは、ビタミン等の栄養は吸収できない」
と、書いてありました。
ホントはどうなのでしょうか?
どなたか、ご存じないですか?
ずばり「吸収しません」。
皮膚は排泄器官です。
口のように
「まず目で見て、ニオイをかぎ、味をみて、体に有害なものでないことを確かめてから、体内に入れる。もしも毒や有害なものであったら、下痢や嘔吐などで体外に排出する」という防御機能がないかわりに
「体にとっていいものであろうが、悪いものであろうがとにかく体内に入れない」ために、バリア機能というものが備わっています。
よく
栄養成分が”浸透”するとか
化粧水がどんどん”入っていく”とか
表現しますけど全部まちがいです。
お風呂に入っても、体がどんどんお湯を吸って水ぶくれして死んだりしないのはバリア機能があるからです。
人間が死んで、皮膚のバリア機能がなくなると
(水死体を見れば分かりますように)水を吸ってぼんぼんに膨れあがります。
※では、塗り薬がなぜ効くのは、説明が長くなりますのでここでは割愛します。
水溶性の成分はそのままじゃ吸収しないと習いました。
ビタミンCは水溶性なので、誘導体とかの形にして
吸収しやすくしてるんだと思います。
Q10は脂溶性だから、吸収するんじゃないかな?
ちなみに、タンパク質は分子が大きくて吸収できないそうで
塗るコラーゲンは保湿の意味しかないそうです。
化粧品を売る仕事をしていました。
会社の研修で、ビタミンCは肌から吸収しないと習いました。
CoQ10は、その頃はなかったのでわかりませんが・・。
一般に売られている化粧品に関してだけ言えば、「吸収することはありません」と断言できると思います。
アロマのように分子構造が非常に小さく、細胞を通ってリンパや血中に届くようなもの、
そういうものであれば「肌から吸収する」と言えます。
ああ、それヴァーナルの社長が言ってました・・・・・・。
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